国立大学法人筑波技術大学 筑波技術大学は視覚障害者・聴覚障害者のための大学です。

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  • 2024年8月27日
  • 国際交流

海外研修(欧州)を実施・イタリアのサマーキャンプに参加

1段目:参加者約50名とスタッフ役30名の集合写真。2段目左:コロッセオにてギリシャの参加者ら3名と共に。2段目右:朝のホールでの集合風景、中央でハンガリーとオランダの参加者と話す安彦さん。3段目左:最終日のステージ上での5名のパフォーマンス。3段目右:浴衣と甚平に身を包んだ5名の学生たち。

2024年8月4日 日曜日から13日 火曜日にかけて、イタリア共和国のローマにて開催された欧州の視覚障害者サマーキャンプICC(International Camp on Communications and Computers)に学生5名と教員2名が参加しました。参加した学生は情報システム学科2年の安彦愛花さん、岩渕健太さん、川本一輝さん、河野玲那さん、同4年の前川輪さんです。引率は障害者高等教育研究支援センターの嶋と情報システム学科の小林が担当しました。この研修は令和6年度国際交流加速センター運営委員会事業の一環として実施され、参加学生は費用の一部に対して筑波技術大学基金からの助成を受けています。

本学からは2003年より参加しているICCですが、今年はオーストリア・ベルギー・チェコ・ギリシャ・ハンガリー・イタリア・ポーランド・スロベニア・オランダ・イギリス・ウクライナ、そして日本の各国から総勢50名の学生たちが集まりました。共通言語は英語で、10日間の宿泊部屋も各国の参加者らが混ぜられて3~4名単位で過ごします。そしてキャンプ期間中は連日、午前と午後に行われる引率者主催のワークショップに参加します。ブラインドサッカーやダンスなど体を動かすものからプログラミングやグループワークなど頭を使うものまで幅広く用意されたワークショップを通して、本学の学生たちは各国の参加者らと仲良くなれたようです。引率教員もディスクゴルフと書道を含む日本語学習ワークショップの2種類を企画し、7回の実施で合計23名の学生たちに参加してもらうことができました。

夕方から夜にかけてのアクティビティや、1日設けられるエクスカーションも、本サマーキャンプの特徴です。エクスカーションはローマ近郊のテーマパーク、レインボー・マジックランドへ出かけました。アクティビティはコロッセオ訪問やカラオケ、ショウダウンなど様々な種類のものが用意されており、5名の学生たちも各国の参加者たちとコミュニケーションをとりながらそれぞれに楽しんでいました。

研修の最終日のFarewell Partyでは、歌や踊りなど各国からのパフォーマンスが披露されます。本学からの5名は、甚平や浴衣に身を包んで2曲歌いあげました。彼らの歌は参加者らのWhatsApp上で「the Japanese had the best one for me」とコメントされるほど盛り上がりました。

(障害者高等教育研究支援センター 嶋 俊樹・情報システム学科 小林 真/2024年8月27日)